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キテます。

青苧復活夢見隊:2013/03/02

今回は和紙とシンクロニシティのお話。

 

青苧を使った和紙の研究に取り組んでいる、東北芸工大文化財保存修復研究センターの大山龍顕研究員から報告会のご案内をいただいたので、猛烈な風に雪が舞い踊る中、午後から隊長夫妻、栽培部長と一緒に東北芸工大に行ってきました。

 

今回の発表テーマは「青苧と和紙からみた地域文化力の向上」ということで、青苧和紙の制作に関わる技法も報告の一つの柱でした。

青苧和紙は昨年から西川町の紙漉き職人三浦一之さんに制作を依頼しており、様々な試行錯誤の末、最近形が出来上がりました。今春、大江町の本郷西小学校では卒業証書として使用されます。

残念ながら本郷西小学校は今年度で廃校となりますが、その最後に青苧和紙の卒業証書をお渡しできるというのは夢見隊としてはなんとも言えない気持ちです。

 

技術的なことを言うと、和紙に使う青苧はきちんと表皮を取ったものでないといけません。そのためには糸にするのと同様、苧引きが必須となるのですがそれは大変。

糸にするのなら苧引きは絶対にやらなければならないことなのでそれなりの覚悟も出来ますが、見た目に繊維が分からないくらいになってしまう紙ではそこまでの気持ちを持つことは容易ではありません。

そこで大山さんは独自に苧引きせずともよい方法を研究し、ついにこの難問をクリアしてしまいました。

詳しくは企業秘密ということにしておきますが、苧引きの労力を知る身としてはそれは夢のようなお話です。

つまり、刈り取って皮を茎から剥いでしまえば、あとは大山方式によって真っ白な繊維が取り出せてしまうというわけです。

これは苧引きを省略した商品化ということを考えた場合、天恵のようなもので、私が考案したわけでもないのに誇らしくさえ思えます。

大山方式がいろいろな試験によって磐石のものとなれば、青苧栽培はまた一歩新たなステージに突入するでしょう。

大山さんは引き続き青苧と和紙の可能性について活動予定ということですので、ぜひともお力をお貸しいただきたいところです。

 

ところで、私は最近シンクロニシティづいてます(シンクロニシティ=共時性:意味のある偶然の一致のこと)。

大山さんが報告の中でデザイナーの梅原真さんのこともお話されましたが、私は今朝の新聞の特集で梅原さんのことを見ていました。それまで知らなかった人の名前を全く違う場所で一日に二度も聞くことは滅多にないでしょう。

最近では山寺のことでも友人とシンクロしました。

この他、なぜか年明けからやることなすことすごくタイミングがいいのです。

友人曰く、地球は新たな26000年の周期に入ったとのことですので、私のサイクルもそれに連動してきているのかもしれません。

それに今年は史上三回目といわれる出雲大社(5月)と伊勢神宮(10月)の同時式年遷宮の年ですので、霊力の発動も半端ないはずです。

皆さんの周りにもシンクロニシティが起きているでしょう。

そうした動きは一人より大勢のほうが強いでしょう。

望めば叶うような気がします。

今、冬と春が綱引きしていますが、春が来た暁には冬は去るのです。

 

青苧のことももっと広く知ってもらうように検討中ですので、今年は大きなステップが出来そうな気がします。

成功することを恐れず、この流れを大事にしたいと思います。